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四街道市消防本部・署 先端屈折式はしご車(35m)
(2004年 日本機械工業
個人的に日本一カッコいい西工顔FJはしご車と思う四街道のはしご車。文句なしでカッコいい。すき。
どっしりした車体に盛りだくさんの警光灯、オレンジライン、オリジナルのゴシックで書かれた英字表記・・・とてもよい。もうあれこれコメントしません。すき。

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操作席の前には発動発電機を据え付け。これが青いおかげでちょっとだけ欧州の車両っぽさを出しています。ちょっとだけですが。むこうの消防車って、青というか紺色?をワンポイントに入れたりしますよね。実物を見てみたいです・・・。

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たぶんこのはしご車は、後ろから撮るのが一番チャンスの少ないクルマ。
赤灯と縦テール・・・灯火類でいっぱいの後面は一見の価値アリです。後面の横並び配置の赤灯はキセノンです。
ただし、発光パターンが豊富なLEDが一般的となった今では、四街道に多く採用されていたキセノンフラッシュ灯は連装されていてもせわしない光りかたは出来ず、平時からの視認性という点ではこの見た目ほど派手ではなくなりました。逆にそんなキセノンだからこそ連装しているともいえますが、それでも直近に導入された車両のLEDのほうが目立っていました。

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特注顔、と呼ばれるバンパーの灯火類のアップ。いやほんとセンスの塊です。
UDのバスやトラックに使われているヘッドライトとコンビネーションランプをそのまま使用しています。推測ですが、消防側が仕様書に「ディスチャージヘッドランプ」と指定したものの、このバンパーのヘッドライトは路線バスと同じ汎用角型のものでディスチャージが無く、光源自体を換装するにも適合するバルブがなかったため、以前から純正でディスチャージであったこの部品を使うに至った・・・ということなのかなぁと。思ったりしますが。真実は分かりません。四街道がこのフェイス第一号というわけでもないでしょうし。隙間隠し用のライト周りのガーニッシュの有無を除いて、一番最初にこれが導入されたのってどこの個体なんでしょうね。


最後に、四街道の車両どれにもボディに多用されている反射材の使用状況を。
どこの本部も、最近でこそ反射材を積極的に貼り付ける流れになってきていますが、もう10数年前から四街道はご覧のとおり。側面しか貼られない車両が圧倒的に多いため、前面までぐるっと巻かれているのはまだまだ珍しい部類です。このクルマの場合、なぜかリアには貼られていないという謎があるのですが。
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せっかくなので・・・すごいのは見た目だけじゃない!ということで、当時最新鋭の装備も搭載されていますよということで、四街道市HPの紹介ページをリンクしておきます。→はしご付消防自動車
マニアなら一度は見たことあるでしょうけど。笑


~撮影NOTICE~
四街道市の消防車両は出初式でだいたい撮影できます。参加車両は近年ほぼ固定、特殊車系は全参加。が、このはしご車に関しては別。会場に来てくれこそするものの、行進にも整列にも参加せず、会場脇の狭いスペースで出場待機をしています。なおこれは化学車も同じ。助手席側狙いならば、1枚目のように撤収時に狙うか、若しくは入りでなんとかする、という選択肢となります。なお近年は全体的に車両の撤収が早く、式が終わると蜘蛛の子を散らすかのごとくそそくさと帰っていきますので、撮り損ねる車両が出る前提で臨む必要があります・・・。苦笑